ライティングスキルを上げようと、スキルアップの本を読んだりSNSで先輩ライターの投稿文を読んだりする人も多いでしょう。
しかし、それだけではライティングスキルはなかなか上がらないという声もよく聞きますし、私もその一人です。
最近、何となくわかったことがあります。
それは自分が目指すライターはどういうライターなのかということを理解していなかったということ。
そして自分が目指すライターの方向性を決めたとき、はじめて先輩ライターの言っていることが理解できたということ。
今回は試行錯誤を繰り返した結果、ようやくライターの入り口に立てた気分になっている私の思いを書いてみたいと思います。
読んだだけではライティングスキルは上がらなかった理由

ライティングスキルを向上させるために、さまざまな本や資料を読んでみましたが、スキルが向上したとは感じられませんでした。
なぜスキルが上がらなかったのか
読むと勉強した気分になった。いいこと聞いた!と満足して終わってしまってた
これはライター初心者に限らず、始めたばかりの人は誰しもが経験しているのではないでしょうか。
先輩ライターの文章は、わかりやすく読みやすいものが多いですが、先輩ライターの書き方が必ずしも自分の文章に当てはまるわけではありません。
先輩ライターの文章を参考にするのはよいことですが、自分の文章を書きながら、自分に合った書き方を探していくことも大切です。
新しいことを学ぶときは、誰でも最初は「勉強した気分」になりますが、実際にやってみないと、自分のものにできないことに気づくことでしょう。
新しいことを学ぶときは、まずはやってみることが大切。そして失敗を恐れずに試行錯誤を繰り返しながら、自分のものにしていきましょう。

自分が目指すライターと先輩ライターの立ち位置が違っていた
ライティングスキルを上げようと、先輩ライターのアドバイスに耳を傾けることは大切です。
しかし自分が目指すライターと先輩ライターの立ち位置が違っている場合、そのアドバイスが必ずしも自分の役に立つとは限りません。
自分がWebライターを目指しているのに、先輩ライターが取材ライターだった場合、そのアドバイスはWebライティングに必ずしも適しているとは限らないですよね。
先輩ライターの言っていることが全て正しいと思えたけど違った
先輩ライターも人間ですから、自分の経験や知識に基づいてアドバイスをするわけですが、その経験や知識が必ずしも自分に当てはまるわけではありません。
そのため、先輩ライターのアドバイスを受け入れるときは以下の点に注意する必要があります。
- 自分が目指すライターと先輩ライターの立ち位置が同じかどうかを明確にする
- 先輩のアドバイスが自分の目的やスキルに適しているかどうかを判断する
- 先輩の言っていることを鵜呑みにせず、自分でも調べて検証する
先輩ライターに直接質問する際にも、自分の目的やスキルを明確にして、その上で質問するようにしましょう。

自分が知りたいことが明確になっていなかった
どんなにスキルアップの情報を読んだとしても、自分が知りたいことが明確になっていなければ、なかなかスキルアップにつながりません。
Webライターを目指しているのであれば、以下のようなことを明確にする必要があります。
- どのようなジャンルの記事を書きたいのか
- どのような読者層をターゲットにしたいのか
- どのような目的で記事を書きたいのか
これらのことが明確になっていれば、自分が知りたいことも明確になり、必要な情報やスキルを効率的に身につけることができるでしょう。
Webライターを目指しているのに、新聞記者を目指すようなスキルや知識を身につける必要はありません。

読んだことから要不要の棚卸しをしなければならなかった
すべての情報が自分のスキルアップにつながるわけではありません。
スキルアップの本やSNSで読んだ情報の中には、すでに自分が知っているものや自分には関係のない情報もあるでしょう。
また先輩ライターのアドバイスの中には、自分には合わないアドバイスもあるかもしれません。
そのため、知り得た情報から自分にとって必要な情報なのか、不要な情報なのかの棚卸しが必要になります。
「いい話」が、自分にとって本当に「いい話」だったのかを見極める必要があり、確実に実践して、スキルアップにつなげる必要があります。
生成AIの登場で書き方の意識が変わり棚卸しの重要性に気づいた

かつての私は、情報収集をすればするほど、正しい知識や良いノウハウを全て取り入れなければいけないというプレッシャーに押しつぶされそうでした。
しかし、情報過多は思考停止を招き、行動を阻害することに気づきました。
多くの先輩ライターが実践する「足で稼ぐ」方法は、私のように人との関わりが苦手な引きこもりにはハードルが高いものです。
時間をかけて取材や人脈作りをするよりも、効率的なライティングスキルを磨き、情報発信を続けることが重要だと考えました。
2023年、生成AIの登場はライティングの常識を覆しました。先輩ライターの中には、生成AIを「邪道」と捉える人もいるでしょう。
しかし、時間と労力をかけずに質の高い文章を生成できるツールとして、有効活用する価値は十分にあります。
私の目標は、ブログで稼げるライターになることです。
そのためには、生成AIを活用しながら、情報収集、文章構成、ライティングスキルを磨いていく必要があります。
情報収集は大切ですが、鵜呑みにせず、自分自身の軸を持って情報を取捨選択することが重要です。
あなたはどういうライターになりたいですか?
目標を明確にし、自分に合った方法でライティングスキルを磨いていきましょう。